海外通販にかかる関税を簡単に計算!

個人輸入や海外仕入れの時、関税と消費税がかかりますね。
それが着払いの場合、税額がいくらかなのか、届くまでドキドキしませんか。

札束かかえて玄関で正座して待ってるよ。

そこまでしなくても!
でも大体いくらぐらいかは事前に知りたいよね。

バイマのショッパーの場合は、お客様に「関税はいくらぐらいですか?」と聞かれることもしばしば。

関税率は複雑だし、いちいち計算するのは面倒。
簡単に税率が分かるフローチャートと計算に使っているサイトをご紹介します。

関税率フローチャート

まずは、品目ごとの税率を把握している必要があります。
フローチャートで私がよく扱う品目の税率を表にしてみました。

注:関税については、実際は品目や材料、生産国によって細かく定められています。必ずご自身で税関の情報をご確認ください。

画像をクリックで拡大

計算方法

算出の仕方は、ざっくり言うとこのようになります。

【個人輸入の場合】
商品価格(送料は含まない)x60%x税率+消費税

【商用輸入の場合】
商品価格(送料含む)x税率+消費税

※詳しくはこちら(税関のサイト)。

Keisanサイトについて

こちら、計算機メーカーとして有名な、カシオのKeisanというサイトです。
生活に関わるいろんな計算式が入っていて便利です。

個人輸入にかかる関税の計算というページをここでご紹介します。
商業輸入の場合はこちらです。

【例1】100ドルのレザー財布にかる関税は?

レザー財布の関税率はフローチャートで見ると8~16%ですね。
多めに見積もって16%とします。

単価:100
数量:1
関税率:16
△で行を減らします。

為替レートは、税関で使用のレート表を参照すれば正確ですが、私は「ドル円」キーワードなどでググって出たレート+2円で計算しています。

16666円以下の免税:なし
軽減税率の適用:なし(飲食料品じゃないので)

「計算」をクリック!

関税、消費税合わせて1500円と出ました。
これに郵便局なら200円、DHL, Fedex, UPSなら1000~1500円の手数料がプラスされます。

【例2】3万円のワンピースにかかる関税は?

単価:30000(送料は入れない)
数量:1
関税率:10%(ニットやTシャツ素材の場合は15%)
為替レート:円表示の場合は「1」を入力
16666円以下の免税:なし
軽減税率の適用:なし(飲食料品じゃないので)

「計算」をクリック!

関税、消費税合わせて3500円と出ました。
これに郵便局なら200円、DHL, Fedex, UPSなら1000~1500円の手数料がプラスされます。

【例3】EUから取り寄せた300ユーロのシャツにかかる関税は?

フランス、ドイツ、イタリアなど、EU諸国からの輸入はEPA協定によって、関税が撤廃された品目もあります。(インボイスにEU製と明記されていなければなりません。)

ただ、消費税はかかるので、心とお財布の準備を。

単価:300
数量:1
関税率:0%
為替レート:現在のレート
16666円以下の免税:なし
軽減税率の適用:なし(飲食料品じゃないので)

2000円と出ました。
*これに郵便の場合は200円、DHLやFedex、UPSの場合は1000円から1500円の手数料がプラスされます。

【例4】300ドルのレザーシューズにかかる関税は?

レザーシューズの関税は高額です!
4300円か30%どちらか高い方。(靴の価格約25000円が分かれ目。)
EUからの場合はEPA協定で徐々に安くなるようですが、現在のところ17.3から24%です。

関税、消費税合わせて8100円と出ました。
*これに郵便の場合は200円、DHLやFedex、UPSの場合は1000円から1500円の手数料がプラスされます。

まとめ

商品を受け取る際に請求される関税、あらかじめいくらぐらいか予測ができれば安心ですね。
当ページが少しでもお役に立てば幸いです。

最後に、関税についてはもっと細かな決まりがあり、税関職員の判断によるところも大きいので、当ページの情報は参考程度にご利用ください。

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