イギリスのVATが免税になる転送業者Forward2meを使ってみた

2022/3/1 記事更新

イギリスからの輸入の際、VATオフが可能になる転送会社があれば良いと思いませんか?

良いですよね!

それが、あるんです。
ガーンジーに。

・・・インド?

違うよ!

ガーンジーは、イギリスとフランスの間にある小さい島(Guernsey Island)。
イギリスの王室属領です。

目次

1.VATとは

 

VATは付加価値税のことで、日本の消費税のようなものです。

イギリスをはじめ、ヨーロッパでブランド品や衣料品などを購入する際に課せられる20%前後の税金です。

2.VATオフになる仕組み

 
ガーンジーは、租税回避地(タックスヘイブン)として有名です。
 
英国の管轄下にありながら、高度な自治権を持っており、
 
イギリスやEU諸国からガーンジー島への「輸出」の際、VATは免税されます。
 
 

日本に直送してくれるショップは、ガーンジーを経由しなくてもほとんどVATを免税してくれています。

ただ、ショップによっては日本に直送してくれない場合がありますね。

また、直送しているショップでも、商品によっては日本への発送を除外している場合もあります。

そんな時、ガーンジー転送を使えば、20%のVATが免税されるのでかなりお得です。
例:10万円相当の商品をイギリスのオンラインショップより購入。

イギリスVAT込み転送の場合: 10,000円

ガーンジーVATオフ転送の場合: 10,000円÷1.2=83,333円 約16,667円もお得!

 

※20%お得(10,000円x80%=80000円)と勘違いする方が多いですが、正しくは上の計算です。税込み表示価格より約16.6%安くなります

3. 転送会社Forward2Meについて

 

Forward2Me(フォワードトゥーミー)はイギリスに拠点を置く大手の転送会社です。

倉庫は、現時点でイギリス、ガーンジー島、ドイツ、トルコ、日本にあります。

唯一、Forward2Meのガーンジー島の住所を使うことによって、VATが免税になります

登録は無料。

代行購入サービス(Personal Shopper Service)もありますが、イギリス本土のみの対応となります。

送料・手数料は高めですが、対応が早く、DHLなどの民間配送業者が使えるので配送もスピーディーです。

4.VATオフできるショップ例

 
Forward2MeのページでVATオフになるショップが紹介されています。
 
 
配送先をGurernsey住所にするとVATオフ価格で会計ができるショップ例
ガーンジーに商品到着後、VATをリファンドしてくれるサイト
注意

上記ショップでも、イギリス以外のショップをガーンジー転送するのはお勧めしません。

 例:Mytheresa(マイテレサ)

ガーンジー島の税関で関税が課されるので、

せっかくVATオフになっても高額の関税が課されてしまい、日本の関税と合わせて2重に支払うことになるのでメリットが薄くなります。

 

Farfetchについても、会計直前で配送元の国をチェックする必要があります。

ファーフェッチで買った商品は、世界各地の加盟店(ファーフェッチパートナー)から送られてきます。ファーフェッチパートナーの国がイギリスなら大丈夫ですが、イギリス外ならガーンジー島で関税がかかります

5.私のForward2Me利用例

私がForward2meを使ったのは、3年前からで、合計で21回。

ガーンジー転送は10回になります。

送料・手数料は2.5-3.5キロで、平均60ポンドぐらい。

配送方法はDHL一択です。

送料が高いので、まとめ買いもしくは単価が高いものに限って使用しています。

私の目安は一回の転送品の価格が少なくとも8万円以上で、重くないもの。

あとは他から買えないか?

日本に安く直送していないか?

その場合のコストと速さを比べます。

6. Forward2Meの使い方

 
使い方は簡単です。
 
 1.Forward2meに登録。(無料)

 2.イギリス、ガーンジー島、ドイツ、トルコの住所をゲット。
   *ドイツの住所は一部の使用者に制限があるようです。
 
 3.上の住所宛てにショッピングサイトでポチ!
 
 4.荷物が拠点に届くとメールで連絡が来る。
 
 5.配送方法を選んで、決済。ペイパルOK。
 
 6.荷物が届くので、関税を支払って受け取る。

7. FAQ

 
Q.日本のクレジットカードでショップ決済ができない時はどうすれば良いですか?
 
A.代行購入依頼ができます。
 
  ただし、ガーンジー転送ではなく、イギリス転送になります
 
  手数料は商品代金の10%か15ポンド、のどちらか高い方です。
 
  Personal Shopperサービスから申し込めます。
 
 

Q.検品してくれますか?
 
A.検品のサービスはついていません。
  送り先を自分の住所以外に設定することは可能ですが、検品なしでバイマのお客様宛に転送してもらうのはバイマでは禁止されています。
 
  商品にダメージがある場合やすり替えの危険もあるのでやめましょう。
 
 
 
Q. 商品がガーンジーに到着時、関税は取られませんか?
 
A. イギリスからの荷物では関税が取られませんが、他国からの荷物は高額な関税がかかることがあるようです。

7.まとめ

転送会社の地の利を使ってVATオフになるのは画期的。

ただし、国際送料が高いので、VATオフの元が取れるのかどうか、試算が必要です。
 
*Forward2meに送料の試算をするページがありますが不正確で、実際はもっと高かったという声があるので注意。
 
 
 
実践する前に、下記を要チェック。
 
  本当にそのショップは日本にVATオフで直送してくれないのか、その方が安くて速くないか。
 
  ショップ→ガーンジーへの送料が高くないか。
 
  VATオフにならなくても、Buyandshiなどの他の転送会社の方が安くないか。
 
 

単価が高いものやまとめ買いする場合はかなり安く仕入れられる場合も。

一つの手法として頭に入れておけば、役に立つときが来ると思いますよ。

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