バイマの会計:仕入れ台帳をつけよう
ゴマはどうやって仕入れや売上を管理しているの?
どんぶり勘定だよ。
・・・仕入れ台帳を付けるといいよ。
仕入れ台帳とは?
仕入れ帳、売上管理表とも呼ばれ、
いつ、いくらで何を仕入れたかを付ける帳簿です。
バイマの仕入れでは、関税、国際送料、買付手数料など仕入れに関わる経費がたくさん!
その商品がいくらで売れたかなどもつけておけば、売上管理にも使えます。
仕入れ台帳は必ずつけないといけないもの?
総勘定元表や仕訳帳といった「主要簿」とは違い、仕入れ台帳は補助的に、必要に応じて付けるものです。
確定申告で提出するものでもありません。
※簡易簿記の場合は必須となります。詳しくは国税庁の「帳簿の記帳の仕方(PDF)」を参照してください。
『なんだ、じゃあ必要ないからいいや』と思ったそこのあなた!
ギクッ!
全ての入出金は会計ソフトに入力しているし、売上のCVSはダウンロードしてる。
でも、それで「仕入れと売上を管理している」と言えるでしょうか。
バイマのショッパーなら、会計入力ソフトに入力するのとは別に、仕入れと売上を管理する台帳を付けましょう!
現状把握にも、未来の売上アップのためにもとても役立ちます。
現在の売上と利益を把握するため
今月の、受注ベースでの売上と利益がすぐに答えられますか?
そんなに細かく見ない主義、であれば、今年の現時点での売上と利益は?
これがすぐに言えないようであれば、管理ができている、とは言えません。
現在の売上が把握できていれば、あとどのぐらい売れば目標が達成できるのか、そのためにはどのような販売をしていくのか、感覚ではなく、データを元に戦略が練られます。
例えば、
思いがけず月前半で利益が取れたら、後半は、問合せが来た商品の利益が薄くなっちゃいそうだけど、値上げしなくても大丈夫だな、とか、
売上のペースが良くないから販促に力を入れよう、とか。
あの在庫、仕入れて〇か月だけどまだ売れないから赤字処分しよう、とか。
売上対策を何もしないとしても、現状を把握していて何もしないのと、把握せずに何もしないのでは大違いです。
売上分析の資料とするため
自分のアカウントで、
どの買付方法が、ブランドが、買付先が利益を生んでいるのか。
なんとなくではなく数字で分かれば、
今後、どこに注力するか、
どこを捨てるか、が明確になります。
また、出品計画を練る時も、
仕入れ台帳を見れば、
去年の〇月頃、何をどのぐらい売っていたかがパッと参照できるので便利です。
仕入れ台帳はあなただけの大切なデータの宝庫です。活用しない手はありません。
確定申告を正確にするため
確定申告のための、日々の会計入力の際、この支出何だったっけ?という明細が時々出てきます。
そんな時、私は仕入れ台帳を参照します。
どの取引で生じた手数料なのか、どの商品の仕入れ代金だったのか、など。
正確に入力することで、自信を持って確定申告できます。
また、税務署の調査が入った時に仕入れ台帳があれば、しっかりと経営していることがアピールできます。
在庫管理のため
手持ち在庫を複数抱えている場合、
・いつ仕入れたものなのか
・総額いくら分売れ残っているのか
・いくらまで値下げすれば赤字にならないのか
というのはすぐに分かるようにしておきたいですね。
それらの情報が一目で分かれば、もう仕入れて1か月経つから値下げしよう、○○円まで在庫が溜まったからもう損切しよう、〇円までなら値下げできる、という判断材料になります。
仕入れ台帳のつけ方
では、仕入れ台帳はどのような形で付けるのが良いでしょうか。
ショッパーによって仕入れ方が違うので、必要な項目は違うと思いますが、少なくとも
仕入れ日、仕入れ先、注文番号(あれば)、商品名、バイマ取引ID、仕入れ価格、細かい仕入れ経費(国際配送料、関税など)、販売価格、利益、バイマ手数料、国内送料
があれば十分ではないでしょうか。
あまり複雑にして項目を増やすとつけるのが面倒になるので、ご自分で必要と思う項目に絞るのがお勧めです。
私はこのようにスプレッドシートに付けています。(実際のものではありません。)
白い行は仕入れたもののまだ買い手がついていない在庫商品です。
売れたら青く塗りつぶし、販売日などを入力します。
1ページに1か月分記載し、
各月の売上をまとめた表も別のページに作ると、1年の売上管理もできます。
どのタイミングで記入するのか
仕入れたタイミングと、在庫販売の場合は、売れたタイミングにも記入します。
まとめ
今の売上を正確に把握し、未来の売上を上げるためのデータが詰まった仕入れ台帳。
もしまだ付けてない方がいたら、ぜひ導入してみてください。