BUYMAのパーソナルショッパーを始めた経緯
もともと海外通販が好きでした。
米国のプチプラ商品を、転送業者を使って個人輸入。
子供服や自分の服が中心です。
海外通販では毎回、1万円程度しか買わないのですが、国際送料が4000円前後。
「もっと送料を安く抑えられないかな。」
「そうだ、送料の負担を軽くするために、通販したものを売ろう。」
そう思ったのがきっかけです。
最初はヤフオクで。
ブレスレットを1本だけ。仕入れ値の倍ぐらいの値段で売れました。
*個人使用のものと商用のものを一緒に取り寄せるのは、申告上全て「商用」となりますのでお勧めしません。
「いける」と思い、バイマで売りはじめました。
バイマを知ったのは、その頃、ブランド名を検索すると上位にBUYMAのサイトがヒットするようになっていたからです。
「ふーん、海外在住のパーソナルショッパーがブランド品を日本の方に売ってるんだな。」
「あれ、日本在住のパーソナルショッパーもけっこういる!」
「私にもできるかも。」
まずはサイズ展開がなく、単価が安いアクセサリーや小物類を在庫販売しました。
いいペースで売れていき、お客様にも喜んでいただき、
何よりも「好きなこと」を「在宅で」仕事にし、収入を得ているということが嬉しかったです。
家計においても助かりました。
当時も今も、家計は主人が握っています。
毎月、定額(周りに比べてかなり少ないです)を渡してもらい、
その中から食費や消耗品を買っています。
ファッションに使うお金はほとんど残りません。
自分の貯金がけっこうあったので、その中から自分の服や化粧品、子供服も出していました。
だけどある時、気が付きました。
「このペースで使うと、50代で貯金が底をつく。」
主人に頼めば、額を増やしてもらうことも可能でしたが、
それで私は満足ではありませんでした。
「自分で稼ぐお金」というのは「主人からもらうお金」とは全然意味が違います。
家事をしている分、主人からお金を入れてもらうのは当然の権利ですが、経済的にもっと自由でいたい、という気持ちがありました。
だからと言って、外で働くのにはハードルが高い。
田舎なので保育園に空きはある。
ただ、子供はしょっちゅう病気になっていたし、
実家は遠くて頼れない。
主人がいつ転勤になるか、引っ越しになるか、分からない。
子供が病気になって仕事を急に休まなくてはならなくなったり、引越しが決まったりしたら、職場の方に多大な迷惑がかかってしまう。
話は前後しますが、バイマを始める数年前、
ファッション誌VERYで、ある主婦が取り上げられていました。
自力でカナダのベビー用品のショップと代理販売契約を結び、楽天に出店。
自作の子供用ヘアアクセサリーも販売していました。
彼女と娘さんがおしゃれな服を着て手をつないで、
幸せそうに佇んでいる様子が、すごく輝いて見えたのです。
「いいな。彼女みたいになりたい。」
強烈にそう思いました。
真似したかったけれど、その時の私には何ができるか、何も思いつきませんでした。
その記事は切り取って、時々眺めてはため息をついていました。
そして今、
気が付くと自分が彼女のように「好きなこと」を「在宅で」仕事にし、収入を得ている。
それが実現できていることが、信じられないです。
実際は、家事がおろそかになったり、
注文がキャンセルになってへこんだり、
荷物が行方不明になったり、
ストレスも多いです。
だけど、せっかくつかんだ小さな夢。
ライフワークバランスをうまくコントロールして、ゆっくりでも育てていきたいと思っています。