バイマの確定申告 電子帳簿保存法
今年度(2024年)から、電子帳簿保存法(電帳法)に則った電子取引のデータ保存が義務化されました。
私は2023年から対応しています。
BUYMA業務に関わる膨大な書類をペーパーレス化できる!
と意気込んだものの・・・
確かに楽になったのは、領収書を月毎に分けて整理、pdfでもらった領収書の印刷、ファイリング作業の負担、ファイル保存のスペース・・・からの解放!
しかし。
意外と面倒だったのが、取引と書類の紐付け作業。
領収書を会計ソフトに取り込むところまでは良い。
取引と紐付けようにも、まだクレカに反映されてなかったり、
じゃあ先に領収書に詳細を入力しようとしても、外貨建なので円でいくらで請求されるのか分からない、
はては1300ドルが1300円に自動変換されていたり。
いざ取引が会計ソフトに同期されて、レシートと紐づけようとすると、未登録のレシートで溢れ「どれ?」ってなる。
また、同じ領収書を何度も取り込んでしまい、取引をダブって登録して後から気がついたことも。
義務化ギリギリまで待てば良かった、と後悔したものです。
今年から導入したあなたもちょっと困っているかもしれません。
でも大丈夫!
一年後の今はすっかり慣れました。
電帳法に則った会計入力作業を効率的にこなすための、作業の流れとポイントをまとめましたのでご参考になれば幸いです。

会計業務の流れ
私は毎週金曜日に次の流れで会計業務を行なっています。
- 手元にある紙の領収書やインボイスを会計ソフトfreeeのスマホアプリでスキャン
- (1)のうち、現金で支払った取引を登録
- freeeで全口座を同期
- (3)の同期により出てきた未処理の取引の詳細項目を入力
- (4)で出てきた取引と領収書などの証憑を随時紐付け
・(1)でスキャンした領収書と紐付け
・オンライン上の領収書をダウンロードしたり、メールをpdf保存したものを紐付け
・エニグモからの支払いには、ダウンロードした入金リストをpdf化したものを紐付け
・外注費には、外注費を月毎にまとめた表をスクショしたものを紐付け
・銀行振込手数料や利息は、翌月頭にまとめて、銀行取引明細書のpdfを紐付け
・家賃の引き落としも、銀行取引明細のpdfを紐付け
ポイント
取引がクレジットカードに反映されるまでのタイムラグに注意。
領収書、インボイス、注文メールなどのPDFを先にどんどん会計ソフトに取り込んでしまうと、紐付けができていない明細で溢れてしまい、後で取引との紐付けが大変になります。
特に外貨の領収書は、クレジットカードの請求が円に変換されているため、一目でマッチングができづらいです。
クレジットカードと会計ソフトが同期されてから、一つ一つの明細を会計ソフトに取り込んで紐付けした方が混乱がありません。
会計ソフトfreeeでは、スキャンした明細については、取引に紐付けた時点で自動的に日付、取引先、金額、適格事業者番号などの情報が入力されます。
紐付けたあと、取り込めていない情報があれば後で入力しましょう。
(適格事業者番号が領収書に入っていない場合、調べて入力したり、手入力が必要な場合があります。)
ご参考になれば幸いです。
※あくまで、私が個人的に会計業務を行なっている方法をシェアしているものです。正しい記帳方法についてはご自身でお調べしたり、専門家にご確認ください。